Verilog初級講師 - 6回目 [講師の仕事(副業)]
今回は、Verilog HDL初級講師の6回目について書いておきます。
2019年9月の事です。
3日間の講座で、受講者は8名です。
今回は、中級者に近い方が多く、質問は少なめです。
演習問題もスムーズに進みます。
印象に残った質問としては、Verilogの順次動作と並列動作との違いがあります。
順次動作は、C言語などのプログラミング言語と同様に、上の行から順に実行されるものになります。しかし、回路は並列動作するので、並列動作の記述ができないと回路の動作が模擬できません。
つまり、Verilogでは順次動作と並列動作を組み合わせて回路記述やテストベンチ記述をしていく事になります。
ところで、私自身Verilogの使い始めの頃は順次動作と並列動作の違いは明確にしないまま、こういう回路はこう記述すればよいという程度に理解してVerilogを使っていました。
その結果、期待どおりに動作しなくて試行錯誤して混乱する事もありました。
急がば回れということわざがありますが、まさにそのとおりで、今思い返せば、早い段階で今回のような講座を受けてからVerilogを使っていたら無駄が少なくてよかったのだろうな・・・と思う事があります。
そういう自身の経験も踏まえながら、講師の仕事を続けています。
これで、Verilog HDL初級講師は
通算6回、受講者延べ人数は37名となりました。
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