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Verilog初級講師 - オンライン化準備 [講師の仕事(副業)]

今回は、前回の記事「Verilog初級講師 - オンライン化検討」に続いて、私の担当講座もオンライン化を検討する事になったことについて書いておきます。
2020年5月の事です。

オンライン講座を検討するにあたり、まずは前回の記事でも挙げた以下のデメリットを何とかしないといけません。

オンライン講座のデメリット
・受講者の反応がわかりにくい
・ホワイトボードで説明していた部分を工夫する必要がある
・演習を工夫する必要がある

これらについては、以下のように解決する事にしました。

受講者の反応がわかりにくい
受講者の顔を見えるようにしてもらい、マイクも常時ONにしてもらうのが一番効果的ではあるのですが、それを受講者に強制するのは色々問題がありそうです。私が受講者の立場なら、嫌がるでしょうね。
そこで、WebExの「挙手」の機能を使う事にしました。要所要所で講師が音声で確認し、問題なければ(または問題があれば)「挙手」をクリックしてもらう。また、講義中に質問があれば、その都度挙手してもらう事にしました。

ホワイトボードで説明していた部分を工夫する必要がある
WebExにホワイトボード的な機能はあるのですが、ここにマウスで書こうとするとうまく書けません。ペンタブレットでも用意すればいいのでしょうが、それも慣れが必要です。
そこで、今までホワイトボードに手書きして説明していた部分を全て、パワポやエクセルにまとめ、それをオンラインで表示する方法にしました。補足資料的な感じですね。
こうする事で、副次的な効果として、ホワイトボードに書いたり消したりといった時間が節約できるというメリットもあります。さらにオンライン以外の研修会場での対面式の講座でも同様にする事にしました。この場合もホワイトボードなしでかつ時間の節約にもなります。

演習を工夫する必要がある
対面式の講座では、受講者一人一人のPCの画面を覗き込んで演習問題のサポートを実施していました。
オンラインで同じことをやろうとすると、受講者の画面を共有してもらう必要があります。特に受講者が多いと、この画面共有の操作が煩雑に発生して手間がかかり、特に受講者が慣れていないと画面共有操作説明などの時間もかかります。さらに受講者の画面が全員に共有されてしまうのも問題です(受講者が一人しかいないなら話は別ですが…)。
そこで、演習問題に関しては、講師が実演して見せる方式にしました。今までは最初の演習問題だけを実演して見せて、それ以降の演習問題は受講者に実施してもらっていたのですが、全ての演習問題を講師が実演して見せることにしました。但し、最初の演習問題だけは、希望する受講者は手元のPCで実際に操作して確認できるようにしました。

その他の懸念点
昼休みの時間を、これまでの60分から90分にしました。これは、オンラインという事で自宅で昼食を自炊する人もいるだろうという事を考慮しての事です。昼休みが30分伸びたことで終了時間に影響する懸念がありますが、ホワイトボードレスによる時間削減と、演習問題の実行方式の変更により時間が短縮できるので問題ない見込みです。
また、これは私の講座に限ったことではないのですが、オンライン講座を1名分の受講料しか払わずに実際には複数の人が見ていたり、録画されて使いまわしされていたりしてもわからないという問題があります。
これは受講規約で禁止しているのですが、基本的に受講者側を信用するしかなさそうです。

そして本番前に、一度オンラインでリハーサルする事にしました。


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