振り返り - やりたい事が出来ているか [副業・兼業]
前回の記事「入金の確認」では、入金を確認して帳簿付けを行った事について書きました。
今回は、ここまでの事を振り返って、やりたい事が出来ているか確認した事について書いておきます。
さて、元々やりたい事は何だったかというと、デジタル回路設計業務でした。
そして、デジタル回路設計業務そのものは無理でしたが、それと強く関連するVerilog HDLの講師の仕事を副業として実施する事になりました。
元々、講師として教えるというのはあまり考えていなかったのですが、やってみると、自分のこれまでの経験が社外でも十分役に立つことがわかったり、受講者に感謝されることもあり、講師という仕事は意外にもやりがいがあるものでした。
特に、受講者に感謝されるというのは新鮮です。
今まで本業側で感謝された経験はほぼなく、できて当たり前、できなかったら文句を言われる、という感じでしたので。
それから講師の仕事は残業がないというのもうれしいですね。むしろ講義はほぼ時間内に終えないといけないので、自然とそうなります。
なお、講義後に受講者がアンケートに回答するのですが、特に講師デビューしたての頃はアンケートにそれなりに厳しい事も書かれます。最初は多少凹むものの、講義ごとに改善していく事で、良い評価が増えていって自信につながっていきます。
さて、ここまでは、やりたいことがほぼできていると言えます。
しかし、これを実現するためには、やりたい事とは関係のない、
- 個人事業主として開業
- 見積書と請求書の作成、入金管理
- 経費の記録
- 青色申告のための帳簿付けと確定申告
- 消費税の明記
- 本業側に副業の承認依頼
- 本業と副業の業務調整
なども実施しなければならなくなりました。
本業側に副業の承認依頼をお願いすることや、本業と副業の業務調整は避けられないものと分かっていたので、まだよいのですが、それ以外の項目は、それなりに調査や勉強が必要で、そのために個人の時間を使う事になります。
そうすると、ちょっとした小遣い稼ぎ程度のものだと、個人事業主として開業して青色申告するというのは割に合わない感じです。
実際のところ、今回始めた講師の仕事は大した収入もないまま終わってしまうリスクもあり、個人事業主として開業して青色申告するのはどうかと当初は思っていました。
しかし、個人事業主として開業するかどうか判断するために、個人事業主や青色申告の事を勉強していると、それらが意外にも面白いと思えるようになってきたのです。そして何と、簿記や税理士にも興味を持つ結果となりました。
そのため、開業することそのものも面白そうに思えてきて、面白そうだから開業してみよう、という結論に至り開業しました。
思い返せば、本業側の会社に入社したときにやりたいと思っていたことは、今やりたいと思っている事とは異なるものでした。入社していろんな仕事をやっているうちに、やりたい事が変わっていきました。結局は色々体験しながらやりたい事を見つけていくのでしょうね。
振り返りをまとめると
- やりたいことはほぼできている
- そのためにはやりたくなかった付随業務も発生
- 付随業務もやってみると意外と面白い
といった感じでしょうか。
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