やりたいことは副業で - 「やりたいこと」ができない [副業・兼業]
前回の記事「やりたいことは副業で - 「やりたいこと」を見つけるまで(その2)」では、私が今、本業として働いている会社で、デジタル回路設計にのめりこみ、それが今の私がやりたいことである半導体の設計につながっていることを書きました。
今回は、徐々に私の「やりたいこと」であるデジタル回路設計業務ができなくなっていったことについて触れておきます。
デジタル回路設計、特に当時まだ珍しかったVerilog HDLを使ったデジタル回路設計は、それができるエンジニアが少なかったため、私も含め自社の社員がVerilog HDLを勉強しながら設計していました。
ところが、数年たつと、他社にもVerilog HDLを使えるエンジニアが増えてきます。さらに、回路規模の増大やデジタル回路開発プロジェクトの数も増えてきて、自社の社員だけではデジタル回路設計が賄えなくなってきました。
そうなると、デジタル回路設計を外注するようになり、私はそのまとめ役、プロジェクトマネジメント業務を任されるようになります。
プロジェクトマネジメントも面白いのかもしれないと思い、マイクロソフトプロジェクトを導入してみたり、日本プロジェクトマネジメント協会(PMAJ)の資格を取ってみたりしつつ、プロジェクトマネジメント業務を遂行していたのですが、数年やってみた感じでは、私のやりたい事ではなかったというのが、その結論。
社内にはデジタル回路設計を募集する部署も少なくなり、募集していてもデジタル回路設計よりもリーダー業務、マネジメント業務が中心で、私のやりたいものはない状況です。今やっている業務を仕事だからと割り切って続けていくのもありですが、このまま歳をとり定年退職すると、どこの会社からも雇ってもらえない中途半端なエンジニアになりそうだと悩み始めました。
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